リキュールって何?

リキュールは、スピリッツ(薬草系)に薬草やフルーツなどの香味を移し、砂糖やシロップ、着色料などを加えた混成酒のこと。

しかし、単純に混成酒=リキュールというわけではありません。

混成酒にはビールやワインのような醸造酒をベースにしたものもありますが、ジンやウォッカ、泡盛といったスピリッツ(蒸留酒)をベースにした混成酒のみをリキュールと呼びます。

リキュールって何に使うの?

主にカクテルの副材料として使われます。

ウォッカ、ジンなどのベーススピリッツを主材料とし、副材料として使われることが多いです。

何から買えばいいの?

好きなカクテルから選ぶ

一番自然な流れとしては一番おいしいと思うカクテルの材料を調べ、そのリキュールを購入し、そのリキュールをつあったカクテルを作り始めるといいと思われます。

好きな果物から選ぶ

リキュールは果物を材料として作られているものが多いです。

自分の好きな果物から作られたリキュールを購入してみてはいかがでしょうか。

オススメリキュール5選!

  1. アペロール
  2. ブルーキュラソー
  3. ルジェクレーム・ド・カシス
  4. コアントロー
  5. カルーア

1.アペロール

オレンジとハーブのハーモニー

カンパリほどハーブの匂いが強すぎないのが特徴です。1919年に誕生し、イタリアを中心に飲まれているハーブ系リキュールです。これはイタリア語で食前酒を意味する「アペリティフ」が由来となっています。

カンパリでは少しハーブの匂いがきつすぎると言う人に試して欲しいです。ソーダ割りやグレープフルーツジュースなどと割るのがおすすめです。また、白ワインやスパークリングワインと割るのもおすすめです。

カンパリが好きな人におすすめ

ソーダで割ってレモンを絞るのがおすすめで、その名前の通り食前酒として乾杯の一杯目にもおすすめです。非常に軽い甘みとほのかな苦味が飲みやすいため、ついつい飲みすぎてしまうリキュールといえます。

柑橘系が好きで、ちょっと新しい味に挑戦したいけどカンパリまでは香草・薬草系リキュール系は苦手という人の、新しい選択肢だといえます。シンプルにストレートやロックなどもおすすめですが、口コミではやはりソーダ割りが人気のようです。

2.ブルーキュラソー

多くのリキュールと合わせる万能タイプ

19世紀に「クレーム・ド・シエル」という名前で登場したものが、時代を経て現代のボルスのブルーキュラソーになりました。非常に目を引く青いカラーに、オレンジのフレーバーが印象的なものになっています。

フレッシュでしっかりとした酸味のあるオレンジと、ユニークな後味が飲んでみると記憶に残ります。香りはマンダリンオレンジのようなフレッシュな香りで、ターコイズブルーが他のカクテルと割るときに、重要なアクセントになります。

見た目のインパクト大

数種類のハーブとオレンジの果皮から作られたブルーキュラソーなので、フルーティーなフレーバーになっています。ブルーキュラソーは他のリキュールと合わせやすく、市販のジュースと割るという割り方が人気です。気軽に自宅でできるカクテルの楽しみ方のスタート地点になります。

このターコイズブルーは、特徴的なのでカクテルのレシピの中でもブルーキュラソーという名前は必ずと言っていいほど出てきます。それだけに、この色がおしゃれな雰囲気を醸し出すといえます。

3.ルジェクレーム・ド・カシス

いろんなカクテルレシピに使いたい

リキュールのおすすめ人気ランキングの1位は、ルジェクレーム・ド・カシスです。リキュールとして定番中の定番であり、誰もが楽しめるリキュールとなっています。甘みの強い深紫色が特徴であり、様々なカクテルに使われるものです。

クレーム・ド・カシスは1841年に、フランスのブルゴーニュ地方で登場し、それまで飲まれていたラタフィア・ド・カシスにかわって注目されるようになりました。毎年およそ1,600万リットルのクレーム・ド・カシスが生産されており、大部分はフランス国内で消費されるそうです。

保存料や添加物を一切加えずに、フルーティーな香りと味わいを実現している点も評価のポイントです。また、フルーツジャーと言われるアメリカでスムージーとして人気になっています。この商品と生フルーツを合わせて作る飲み物であり、見た目もカラフルで画像のようなおしゃれな見た目から人気に火がつきました。

カクテルとして飲みやすく良い甘さ

飲み方としては、ほぼすべての飲み方で楽しめるものとなっており、もっとも一般的なのはカシスソーダのように炭酸で割る割り方が人気です。また、カシスオレンジなど柑橘系との相性も良く、多くの人が楽しめるジュース感覚のカクテルが人気になります。

こちらの画像もフルーツジャーの一種のような形で利用しています。ルジェのカシスを使うだけで簡単に作ることが出来ますし、生フルーツの良さを損なわい味になっているのが特徴です。また、モヒートなどと合わせるのもおすすめなので、香草・薬草系リキュールと合わせるのも一つの選択肢です。
リキュールは自分で入れる量を調整できるので、お酒が苦手という人にもうまく調整してあげられるのがポイントです。普段のお気に入りのジュースと割ってあげるというのがおすすめなので、ちょっとした記念日に普段はお酒を飲めない相手にも、少量だけ入れて楽しんでもらうのもおすすめです。
他にも、アイスに少しかけるという方法が魅力的なアレンジレシピといえます。バニラ系のアイスとの相性が良いので、自分のお気に入りのバニラアイスに少しルジェを合わせてみると、いつもと違った味を楽しむことが出来ます。こういった幅広いアレンジレシピが存在することがランキング1位に選んだ理由です。

4.コアントロー

ケーキなどにも利用される

コアントローはフランス産のリキュールです。液体は無色透明ですが、そのアルコール度数は高く40度ほどあります。開発当初の味を厳密に再現し続けており、カクテルなどのお酒だけでなく、デザートにも欠かせない香り付けとなっています。

このまま食後酒として楽しむ場合もあるコアントローですが、カクテルやお菓子に利用するのがおすすめです。また、コアントローは凍らすと淡く白濁するという特徴がありますが、これは良質のオレンジを使っている証拠でもあります。そのため、コアントローはホワイトキュラソーの一つとして有名です。

いろんなカクテルにちょい足し

1849年に開発が始まり、1875年になって創業者の二代目が「トリプル・セック」という名前でコアントローの原型を売り出しました。濃縮したオレンジのエッセンシャルオイルが3倍、ドライな風味を意味するセックが合わさった名前でした。あまりにも良い味だったことで類似品が広まったことから、家名である「コアントロー」を商品名として選んだそうです。

非常に多くのカクテルレシピがあるため、その中でコアントローが銘柄名で指定されていることから「バーで必ずあるリキュール」の一つとして広く親しまれています。そのため、あまりこだわりを持たずに、自分の好きなカクテルに数滴垂らすというようなラフな使い方がおすすめです。

5.カルーア

コーヒー系で女性も飲みやすい

メキシコ産の焙煎したコーヒー豆とサトウキビの蒸留酒をベースに造られたコーヒー系リキュールです。コーヒーの風味とコクのある甘みが特徴のため、お酒が苦手な人や女性でも楽しめるリキュールになっています。

アラビカ種のコーヒー豆のみを使っているのが基本で、工場で少しずつ焙煎して造られます。エスプレッソコーヒーのような作り方で抽出されたコーヒー抽出液がベースとなっています。コーヒー抽出液とサトウキビの蒸留酒を混ぜ合わせてバニラとカラメルを加えるとカルーアの出来上がりです。

飲みやすく酔いやすい

非常に甘いバニラとカラメルの味と、コーヒーの口当たりのため、お酒であることを忘れやすいリキュールといえます。そのため、アルコール度数が20%というのを忘れないようにしたいです。飲みすぎて悪酔いすることも多いリキュールであり、普段お酒を飲み慣れていない女性に進める場合は、注意してあげましょう。

最近はカルーアもバリエーションが増えており、抹茶と混ぜたタイプのリキュールまで登場しています。カルーアの語源はアラビア語でコーヒーを表す俗語の「カフワ」が語源となっています。また、パッケージのデザインはベラクルス州の建築物によく見られる特有の色合いとフォルムをもとに考えられたそうです。

その強い甘みからスピッツ系と合わせることも好まれます。よりアルコール度数が上がるため、飲み過ぎには注意しましょう。また、カルーアも度数が20%のものだけでなく、35%とより度数が高いものがるので購入する場合は注意して飲むようにしましょう。