「平成」から「令和」へ、新紙幣発行決定。
1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一に
5千円札は樋口一葉から津田梅子に
千円札は野口英世から北里柴三郎に
肖像画が変更されることとなった。
では渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎とはどんな人物なのだろうか。
渋沢栄一
「日本資本主義の父」と称される。第一国立銀行(みずほ銀行)、東京瓦斯(東京ガス)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、キリンビール、サッポロビール、明治製糖、一橋大学、東京経済大学……などなど、多種多様の企業、学校の設立に携わり、その数は500以上といわれている。
また女関係が派手で本妻以外にも多くの妾がおり、子供も約20人いたらしい。少子高齢化が叫ばれる現代社会へのメッセージなのかもしれない。また「bank」を「銀行」と訳したのも渋沢栄一だ。
津田梅子
日本における「女子教育の先駆者」といわれる。女子英学塾(津田塾大学)創立者。6歳から17歳までアメリカへ留学していたため、当時としては極めて異例の西洋の価値観を持った女性であった。女性が輝く時代への期待が込められているのがうかがえる。
北里柴三郎
「日本の細菌学の父」と呼ばれる。ペスト菌を発見、また破傷風の治療法を開発するなど感染症医学の発展に貢献した。慶應義塾大学医学部を創設し、初代医学部長、付属病院長を務める。津田梅子同様、グローバルに活躍した北里柴三郎は、現代日本の見本となる人物だ。
まとめ
このように新紙幣の肖像画は現代日本への何かしらのメッセージが込められていることがわかった。
新紙幣発行は2024年度を予定している。